後見のお仕事で病院に行くと、ほぼ間違いなく、まどろっこしい「同意」のための「説明」にイライラさせられます。
「この手術をした場合、一定の確率で不可逆な後遺症が残り、ごく少ない確率で死にます」
・・・こんな言い方をされたら、普通の患者さんはとても不安になることでしょう。
「怖いから、そんな手術はしない!」
と言い出す方もいらっしゃるのではないでしょうか。本当は、この選択肢に対置されるのは
「手術をしなかった場合、極めて高い確率で後遺症が残り、かなりの確率で死ぬ」
という選択肢だったりするのですが。。。
・・・しかし、医師からすれば、他の職業に言われるならともかく、弁護士にだけは文句言われたくないことでしょう。日本で「インフォームド・コンセント」を広げる局面では、弁護士がかなりの役割を果たしたわけですから。。。天に唾吐く、とはまさにこのことなのです。