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鎌倉殿の13人・鎌倉最大の悲劇

「鎌倉殿の13人」は、ついに実朝暗殺まで来てしまいました。。。orzまあ、源仲章の惨めな最期は、悲劇どころかカタルシスだったんですけどね。生田斗真の演技、なかなかやるじゃないかwww

実朝暗殺を果たした後、公暁が政子のもとを訪ねるというのは意外な展開でしたが、自らが謀叛人になっては鎌倉殿になれないことを察していながら実朝暗殺に突っ走ってしまった公暁の心理は、なかなか複雑なものがあります。まあ、実朝の具体策なし、宮将軍構想続行のうえでの「鎌倉をともに源氏の手に取り戻そう!」は信じられないし、信じちゃだめだよね、とは思いました。自分は鎌倉を捨てる気満々だったわけで。

しかし、孫による次男暗殺の動機が、父・上総広常を頼朝に殺された恨み頼朝の孫、頼家の子として生まれながら、武士として生きることを許されなかったルサンチマンとなると、公暁が武士として生きることを許さなかった政子としては、死にたくなるのも道理です。そんな政子の自害を止めたのはトウさんでしたが、善児の後継者として登場しながら、実は殺害に成功したのは幼児の一幡さまだけではなかろうか・・・?(善児は使命ではないし、介錯の範疇)

ところで、相変わらず政子の血族を殺しまくる義時ですが、

長男(頼家)・・・約束を破って殺害

次男(実朝)・・・見殺し(これは気付いていないか)

長男の長男(一幡)・・・約束を破って殺害

長男の次男(公暁)・・・助命の願いを鼻にもかけず殺害

とやられた動機も武士の世という理想もいつの間にかかなぐり捨てて北条一族の私利私欲となれば、もう最終回で義時を殺すべきは毒キノ子ではなく政子ではないかと思い始めました。そう書くと、いくらなんでも史実はそんなひどいことはないだろう・・・と思う人もいるかもしれませんが、細かいディテールはさておき、流れはただの史実通りで、さらに「鎌倉殿の13人」では尺の都合上?省かれた

長男の三男(栄実)・・・和田合戦のついでに殺害

長男の四男(禅暁)・・・京都にいたのに実朝暗殺の共犯の疑いをかけて殺害

まで加わるので、もっとひどかったのです。。。来週は実衣さん系統の甥である阿野義元も殺されそうですが、北条家のきょうだい仲はどうなっているのだろうか?

1 Respond for 鎌倉殿の13人・鎌倉最大の悲劇

  1. […] >もう最終回で義時を殺すべきは毒キノ子ではなく政子ではないかと思い始めました。鎌倉殿の13人・鎌倉最大の悲劇 – 笑六法 (aozora-law.info) […]

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