「どうする家康」版武田信玄が語った
「勝者はまず勝ちて、しかる後に戦いを求め、敗者はまず戦いて、しかる後に勝ちを求む。わっぱよ。戦は勝ってから……始めるものじゃ」
は、弁護士としては震えるべき名言だと思います。出典は「孫子」ですが、「孫子」とかクラウゼヴィッツの「戦争論」とかの戦略論、戦術論がこれだけ応用なしであてはまる世界は、現代社会では弁護士以外にはあまりないような気がします。あとは・・・政治家の選挙?
・・・まあ、そうは言いながら、弁護士に開戦の自由があるのはむしろ例外なので、あまり役に立たないといえば立たないのも、もうひとつの真理です。真理を分かっていながら現実はどうしようもないというオチが、いちばん悲しいところです。