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法家の大家・韓非

真理を語りながら認められない苦しみにふれたところで、最近漫画「キングダム」に出てきた韓非もそうだったと思い出しました。 韓非は「戦国の七雄」と呼ばれた当時の中国大陸の列強の中で最弱格だった韓の公子として生まれ、国の統治は法をもって行うべしとする法家に属した思想家ですが、生まれながらの吃音ゆえに生まれ故郷の韓では軽んじられており、秦王政に見出されて秦へと旅立ち、そしてあーんなことやこーんなことになるのです。韓非の気持ちが、私には分かるかもしれません。

「嗚呼、天はなぜ分かってはくださらぬ!」

と絶叫したい気分です。

ちなみに、高校時代の漢文で法家を含む諸子百家にも触れる機会がありましたが、私は明らかに儒家よりも法家に惹かれていました。韓非に親近感を持つのもむべなるかな、です。法家の有名な人物は、韓非に限らず、ほとんど悲惨な最期を遂げているような気がしなくもありませんが、きっと気のせいです。

ふと思ったのですが、韓非に限らず諸子百家たちは、古の人物の故事を引いてきては自分の主張を補強するのですが、実際には故事の方が広まって、故事に関わる人物の評価を決定づけていることも少なくない気がします。

もし2000年後に「笑六法」が発掘された場合、ここに登場する、おそらくは歴史の闇に消えて特定不能となっているであろう怪人物たちは、後世にどう評価されるのでしょうか。興味深い問題です。

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