Home » NEWS » さらば、好敵手(とも)よ…!

さらば、好敵手(とも)よ…!

夕方、家から出たところ、なぜか悪猫プーが私の方をじっと見ていました。そのため、何かを感じて?家の中へ戻ると、何がしたいのかは分かりませんが、奴はネコカメラスポットでもあるテラスへやってきて座り込みました。ネコカメラのコードをたぶん臭猫クサイにかじられた影響で、悪猫プーをまじまじと眺めるのは久しぶりなのですが、以前よりずいぶん肉が落ちてやせ細っています。そういえば、以前の奴には私を侮り、あざ笑うような行動が目立ちましたが、今はそんな元気すらないのか、私の方をじっと見つめています。ここで奴が謙虚さに目覚め、

「栄光に満ちた輝かしい我が太陽、笑六法大先生様!哀れで小汚く醜く臭い私めに、どうかどうかわずかなるたんぱく源をお恵みくださいませませ…!」

とでも言えば、そしてたまたまそれが転がっていれば、ゴキブリの死骸くらい恵んでやることにやぶさかではないのですが、残念ながら身の程に合わず、くだらない自尊心を捨てることができないのか、何も語ろうとしません(私のノリが、WJの某歴史逃亡者漫画での世紀の美青年と同種なのは、たぶん気のせいです。ちなみに私のノリは、もともとこんなです)。やがて奴は静かに去っていったのですが、いつもなら平気で飛び乗るフェンスへの着地に失敗し、ずっこけて向こう側に落ちかけました。。。

私と最悪の出会いを果たしたころ(裁かれざる巨悪 – 笑六法 (aozora-law.info))と比べると、ずいぶん弱っちくなったものだと寂しさを感じたのですが、そこで理由に思い当たってしまいました。

悪猫成敗!! – 笑六法 (aozora-law.info)

…そういえば、奴の、北斗神拳に伝わる経絡秘孔である刹活孔を突いたのは、私でした!図々しい奴のことだから、あと10年は生きると思っていたのですが、まさか2か月余りでこんなに衰弱するなんて。。。北斗神拳は一子相伝だったはずなのですが、最初に放った拳法でこれを再現できた私は、もしかすると伝承者の隠し子か、入隊2か月で柱に上りつめた霞柱を超える拳法の天才だったのでしょうか?

しかし、これまでの奴と私の、友好などない修羅の闘いの日々の末に討たれたにしては、奴が私に向ける目に、憎しみや濁りはありませんでした。きっと悪猫プーは、かの世紀末覇者のごとく、暴虐を働きながらも自分がより強く優しき者に討たれることを予測し、望んでいたのでしょう。そして、自らの死期を悟った今、好敵手(とも)と認めた私のもとに最後の挨拶に来たのか…?

プーよ、安らかに眠れ。願わくば、来世では猫などという業だけが深い下等生物ではなく、人間の朋友たりうる唯一無二の神聖生物である柴犬に生まれ変わってこい…と、つい奴の冥福を祈ってしまいました。南無妙法蓮華経。。。

1 Respond for さらば、好敵手(とも)よ…!

  1. […] さらば、好敵手(とも)よ…! – 笑六法 (aozora-law.info) […]

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

*