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光る君へ・我が心の師匠

今週の「光る君へ」の見どころは、藤原伊周一派が花山法皇に矢を射かけるという長徳の変が起こったこと…なのでしょうが、私としては、藤原実資のあるシーンに魂を奪われました。

先週、一条天皇を挟んだ壮絶な?権力争いの結果、内覧の地位と朝議の主導権を手にした道長でしたが、これに敗れた伊周は面白くありません。朝議が終わって実資らが退出した後に、伊周が道長にさらにしょうもない言いがかりをつけたものの、逆にやりこめられてしまうのですが、そのやり取りを道綱から聞いた実資が

「ええ?陣の定めの後、そんな面白いことがあったのか!?」

と聞き返した時の表情、道綱の

「面白いというか、情けないというか…。内大臣様があまりに無様でwww」

という返しに

「今日もやるかな…?www」

とさらなるトラブルを明らかに期待している表情が、何とも言い知れぬ味わいでした。

SNS上でもこの時の怪演は話題を呼んでいたのですが、

「普段は筋を通したことしか言わないのに、俗物っぷりが隠し切れないwww」

「日記のネタを見つけた表情!www」

などと評されており、まさに私の目指すべき目標を発見した気分です。

ちなみに、藤原実資は、菅原道真の祟りで死んだ兄・時平の跡を継いだ忠平の長男・実頼の孫であり、忠平の次男・師輔の孫である道長とはまたいとこの関係にあります。筋道でいえば、「本家」は道長より実資の家系のような気もしますが、長男がまともに家を継ぐことが少ない藤原北家の伝統に従い、娘へのマタハラ外戚になるための競争に勝利した師輔の家系に主導権を奪われていったので、道長に対しては複雑な思いがあってもおかしくはありません。しかし、今回の実資は、あまりそうした難しいことを考えず、やるべきことはしっかりやりつつも人生を楽しんでいそうで、実にうらやましい限りです。特に、「筋を通す俗物」「(職場で)日記のネタを見つけて歓喜する」という彼の属性は、まさに私のなかなか果しえない理想そのものであり、実資こそが私の心の師匠と呼ぶに値するのです。

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