Home » NEWS » 座間の弁護人がまだ出てこない理由

座間の弁護人がまだ出てこない理由

座間の事件が大変なことになり、報道も過熱しているようですが、今のところ弁護士が出てくる気配はありません。

現在の勾留事実はあくまでも殺人でなく死体遺棄なので、起訴までの捜査段階では、国選弁護の対象外となります。当番弁護を呼ぶことや、私選弁護人を選任することはできますし、弁護士の費用を公的扶助で負担する被疑者援助制度(ちなみに、この資金の出し手は日弁連)もあります。もし岡山でこのレベルの重大事件が起こった場合、被疑者からの当番要請はなくとも、たぶん刑事委員会から「委員会派遣」で誰かが接見に行き、もし無資力なら被疑者援助制度を利用できることを説明し、選任するよう助言することになるでしょう。

ただ、いずれのルートにしても、現時点から特定の弁護士が弁護人として継続的な活動を開始するためには、あくまでも被疑者自身が希望することが絶対条件となります。被疑者が希望しない場合でも、起訴後には国選弁護人がつけられることになりますが、その時には裁判で証拠となる状況をすべて固められた後になりがちなので、国選弁護人に選任された弁護士が血の涙を流すことになります。

どうもこの被疑者はそうした制度には無関心なタイプに思えます。現時点では、彼に弁護人はまだ存在しない可能性が高そうです。来年6月には勾留全事件に被疑者国選弁護人が付される法律がすでに成立していますが、その境目の時期に、とんでもない事件が起こってしまったものです。

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

*

次のHTML タグと属性が使えます: <a href="" title=""> <abbr title=""> <acronym title=""> <b> <blockquote cite=""> <cite> <code> <del datetime=""> <em> <i> <q cite=""> <strike> <strong>