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実は心の名作「がんばれ元気」

突然の鬱展開と謎の巻末コメントで打ち切りが濃厚になっている「はじめの一歩」ですが、連載開始はなんと1989年とのこと。足かけ29年の長期連載なのに、最大のライバル(宮田)とは公式戦未対戦、明らかにラスボス扱いだった世界王者リカルド・マルチネスとも未対戦(そもそも世界挑戦すらない)・・・って、29年間作者はいったい何をしていたのか???

ちなみに、ボクシング漫画でしっかり風呂敷を畳み切った名作「あしたのジョー」は1968年~73年、「がんばれ元気」は1976年~81年と、どちらも足かけ6年が連載期間でした。やっぱりシリアスなストーリー漫画は、だらだら引き延ばすことなくストーリーを進めるべきだということでしょう。

ちなみに、「あしたのジョー」は今の若い世代でも新たに読んでいる人が多いような気がします(そもそも私が生まれる前の作品なので、私自身リアルタイムではないけど読んでいる人です)が、「がんばれ元気」は、今の若い世代では読んだことがない人が圧倒的多数だろうと思います。

「がんばれ元気」は、私自身が5歳時に連載終了しているので、リアルタイムでは漫画を読んだのではなく、1980~81年に放映されたアニメを見ていました。小学校に入る以前に間違いなく自分の意思で見ていたアニメというと、「ドラえもん」をはじめとする藤子不二雄系を除くと、「がんばれ元気」くらいしか思い浮かばないというのが私の現実です(「キン肉マン」に代表されるジャンプ黄金期の作品群のアニメ放映開始は、基本的に小学校に入学した後)が、「がんばれ元気」のアニメOP曲は、歌詞をほぼノーミスで歌えるレベルで今も覚えているという、結構影響が強力なレベルです。

今の目線でこの話の序盤を顧みると、「30歳を過ぎてもうだつの上がらない6回戦止まり(=二線級以下)のボクサーの父ちゃんと、その父ちゃんを最強のボクサーと信じて自分もボクシングを始める5歳の息子」という構図にいろいろ感じるものがあって、泣けてきました・・・。

アニメは漫画の途中で終わっており、続きの展開を漫画で読んだのはもっと大きくなった後ですが、こちらはライバルたちとの決着をしっかりとつけ、最終戦では最強の世界王者にして父ちゃんの因縁の相手ともなった関拳児と世界戦で戦ったばかりか、主人公の元気、関拳児と、元気が5歳の時に女子高生として初登場しながら、実は正ヒロインだった芦川先生(推定年齢差13歳?)とのドロドロの三角関係まで一応の決着をつけてくれた(当時の少年誌の限界にも挑んだんじゃないだろうか?)展開に引き込まれ、名作認定したことを覚えています。

とりあえず、作者が29年間何をしていたのかを確認するために「はじめの一歩」を読むよりは、「がんばれ元気」を通して読んでみたくなりました。たぶん、その方が有益でしょう。

 

1 Respond for 実は心の名作「がんばれ元気」

  1. t.taka より:

    私もがんばれ元気が大好きです。
    というよりも、人生にもっとも影響を受けた(受けている)漫画です。
    私自身は、シャーク堀口のような人間だと思っております。
    (=子供が自分の夢、実現できなかったことを実現してくれています。違うところは嫁の実家は大金持ちではありません)

    はじめの一歩も好きです。
    私は古くからのボクシングファンで、はじめの一歩の作者と同じ目線でボクシングを長年みてきたつもりで、出てくるキャラクターがどのボクサーをモデルにしているかがわかります。
    今までボクシングを見てきて、最高のボクサーは?最高の試合は?と聞かれれば、
    高橋ナオトであり、高橋ナオトvsマーク堀越と答えます。
    一歩のモデルが高橋ナオトとすると、一歩は世界チャンピオンにはなれません。
    ライバル(高橋ナオトのファン目線でのライバル:畑中清司)との対戦もありません。
    一歩は、現役を復帰するも、結局は世界戦にこぎつけず引退することになると思います。
    (同世代の飯泉選手の要素も加わって終わります)

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