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地図にない道

先日、県内某自治体に出かけた際、山の中のカーナビにない道を延々と疾走する羽目になりました。道自体はきちんと舗装され、道幅も十分だったのですが、自分がどこへたどり着くのか分からない・・・というのは、なかなかにスリリングです。

近年の傾向にもれず廃屋の多さは気になりましたが、現役のまま傾いている家とか、車も通れず

「こんなところに人が住んでいるのか?」

というエリアにポツンと建っている立派なお屋敷とか、日本の中山間部の奥の深さも実感しました。

そんな謎エリアを抜けて道に復帰したあたりで行き当たった小学校は、帰って調べてみると、まだ存続こそしているものの、生徒数は全校で数十人、学級数も6未満=複式学級。10年後には統廃合で消滅している可能性も高いと言わざるを得ません。

考えてみれば、今は減少に転じて1億2000万人台となっている日本の人口ですが、昭和20年の人口は約7000万人台、江戸時代の人口は約3000万人だったそうです。「地方の過疎化」と言いますが、総人口が少なかった時代の中山間地域は、果たして子どもたちであふれていた・・・のでしょうか?それはおかしいのではないかと思うのですが、総人口が今よりずっと少なかった時代に先人たちがルーツを築いた学校が、各地で今消えていきつつあることに、もう引き返せない時代の波を感じてしまいました。嗚呼、諸行無常。

 

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