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ミスタークセ者

「麒麟がくる」に満を持して?登場した片岡鶴太郎を見て、脳内では反射的に

「クセ者キター!」

とリフレイン。

wikipediaで鶴太郎の大河出演歴を調べてみると、

太平記・・・北条高時

毛利元就・・・井上元兼

元禄繚乱・・・英一蝶

篤姫・・・岩倉具視

軍師官兵衛・・・小寺政職

麒麟がくる・・・摂津晴門

元禄繚乱は一度も見ていないので分かりませんが、他はクセ者率ほぼ100%で、私の感覚は正しかったようです。

ちなみに、今週は信長と光秀の間に決定的な違和感が漂いました(自覚しているのは光秀のみなのがまた良い)。

子どもの頃に仏様をひっくり返して「罰が当たる」と母に脅されたけれど何も起こらなかった・・・と笑いながら(二条城の石材にされるため搬入された)石仏をぺちぺち叩く信長の姿は、たぶん同じ脚本家の「太平記」における

「神社の御神体を見てみたら、ただの木切れであった。だが、今になって思うのだ。あれは神様だったのかもしれぬとな」

の足利尊氏のセルフオマージュでしょう。「太平記」で尊氏が最後にその思い出を語りながら、決定的に道を違えてしまった直義を毒殺するシーンは、後になって、直義が尊氏に勧められた菓子は毒入りであることを知りながらあえて知らないふりをし、尊氏が直義は毒入りだと気づいていることに気づきながら気づいていないふりをしているのだと聞かされ、再見して魂が震えた記憶がよみがえります。互いのことを深く理解していながら、だからこそ決定的な破たんを迎えてしまった尊氏と直義の惨劇と、致命的な相互不理解に気づいた者が、おそらく最後まで気づかない者に対して刃を向ける光秀と信長の悲劇が、大河史で対になる名作となることを期待しています。

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