最近は司法修習の期間の短縮に伴って、弁護修習中に当番・国選の接見に立ち会うチャンスが少ないという話なので、今年は修習の指導担当を受けていない身ながら、個別に頼まれて修習生を連れていくことがあります。そんなケースでは、彼らは思いのほかに、私についてインターネットで情報をリサーチしているようだということに最近気がつきました。
その結果として、彼らは割と高い確率で、私のことを「野球よりサッカー派」と認識しているようです。
「野球について書くと、ついつい思い入れのあまり、いろいろと余計なことまで筆が滑ってしまうから自重している」という真実は、確かにネットだけの情報でたどり着くことは不可能です。
インターネット時代のリテラシーとして、「そこにある」ものの意味を見ることが大切だということはよく言われますが、「そこに(あまり)ない」ものの意味を見ることが大切だということにも気をつけなければならないのです。