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2024大河「光る君へ」

2024年大河ドラマ「光る君へ」は、紫式部主人公とのこと。

日本史を大河の流れのように描くと言いながら、実態は戦国と幕末がほぼ交互、源平がちょいちょい…という大河ドラマの中で、平安時代のど真ん中というのはまったく記憶にありません。

「もしや、時代としては最古…?」

と思いましたが、調べてみると、「風と雲と虹と」(昭和51年)の平将門の方が古いようです。…私が生まれた年だから、記憶があるはずもありません。

21世紀に入ってからしばらくの間、NHKは大河について男性主人公と女性主人公をほぼ交互に配置するという縛りを自らに課した結果、初期は評価が高いものも多かったですが、終わりの方は「江~姫たちの戦国」(2011)、「八重の桜」(2013)(会津戦争を描いた前半は名作級だっただけに、なおさら後半との落差が…)、「花燃ゆ」(2015)、「おんな城主直虎」(2017)と評価が低迷する作品が続出した結果、「女大河」の流れは途絶えていました。視聴者の知識が無駄に多く、目も肥えている戦国や幕末を特定女性の視点で描こうとするから、視聴者がみんな知っている様々な場面を俯瞰することに無理が生じ、当時9歳のお江の方(演者は上野樹里)が「家康の伊賀越えに同行する」「本能寺の変を起こした明智光秀に説教する」などのツッコミどころ満点になるのです。

その点、世界が狭い平安京が舞台とならざるをえず(「地方?夷狄の地ですか?」)、しかも最高権力者・藤原道長と近かったことは間違いない(娘のもとへ出仕。愛人説もあり)紫式部というのは、これまでの繰り返しよりは可能性があるような気がしなくもありません。見るかどうかは別問題ですが…

せっかくこの時代をとりあげるのですから、「大河の華」の合戦が見込めないこの時代の戦いである宮中での娘たちの入内合戦や、嫉妬や讒言によるいやらしい暗闘、そしてラスボスである藤原道長による歴代天皇や皇族いじめなどをねっとりと描き抜いてほしいものです。

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