異能それぞれ

子どもが見ているアニメのキャラクターの声を聞いて、

「ああ、この声、スネ夫(新)の人だな」

と気づいてしまうのが私の特性です。妻が納得いかなそうな顔をしていても、EDのクレジットを見ると、案の定「関智一」の名前があるのだから、仕方がありません。

妻にある能力が音階を聞き分ける「絶対音感」なら、私にある能力は声優を聞き分ける「ダメ絶対音感」(出典・久〇田康治)なのです。

停滞のシーズン

長崎が自動昇格を決めました。前半の段階では湘南・福岡の自動昇格は決まったようなもの・・・と思っていたのですが、後半怒涛の進撃で見事に福岡を差し切った長崎には敬意を表せざるを得ません。

・・・その一方で、例年と同様・・・というより、例年よりずっと無様に失速したのがファジアーノ岡山。8月以降わずかに2勝では、「プレーオフ」なんておこがましいとしか言いようがありません。さらにいうなら、その間のホームでの試合は内容もあまりにひどいものでした。

これで松本に続いて長崎にも先にJ1へ行かれてしまいました。特に長崎は、予算規模では岡山より小さかったはずで、岡山を昨年限りで契約満了になった島田がほとんどの試合で先発という戦力での自動昇格です。

来年で、J2歴10年目となります。この10年をずっとJ2で戦っているクラブは、気がつくと、東京ヴェルディ、横浜FC、水戸、群馬、岐阜、愛媛、熊本のうち、来年も「残留」したクラブのみとなりました。来年は、このままいくと新潟、大宮(石井監督)、広島が落ちてくることになりかねません。同じ過ちを繰り返すより、そろそろ前に進んでもらいたいのですが・・・

哀しい宿命

ある弁護士が

「私は高校生の頃素行が悪かった!」

と主張しているのを聞きながら、

「将来弁護士になるような生徒が『ワル』だった、なんて言っても程度は知れてるんだよなあ・・・」

と心の中で突っ込んでいた私ですが、そんな私は、生徒~学生時代を通じて、自分で言うのもアレですが、成績は上位、問題行動も(ふじゅんいせいこうゆう以外も含めて)皆無なタイプで一貫していました。

それなのに、思い返してみると、担任の先生とかなりの割合で折り合いが悪かったのはどうしたことだったのでしょう。とても納得がいきません。

昔も今も、「近所で災害が起こったと聞くと、全力で最前線から逃げる」タイプであることは一貫している私なのですが、なぜか

「最前線から逃げ出して隠れていた村に奇襲がかけられ、結局最前線で銃撃戦のど真ん中にいる羽目になる」

と私のことを評した、業界と無関係な友人がいるほどに、退避場所にミサイルが着弾して大炎上・・・というパターンが様式美。・・・ひどすぎる宿命です。もしかすると、前世でたくさんの女の子を泣かせた天誅なのでしょうか。。。

最強の非モテ魂

ある非モテ弁護士と、あるリア充弁護士の間でかわされた、司法修習指導担当についての深遠な会話。

非「若い女の子の修習生が来てくれたときは楽しかった・・・」

充「えー?でも、若い女性の修習生って、面倒じゃありませんか?いろいろ気を使わなければいけないから」

非「気など使わぬ!自分が楽しければそれでいいのだ!」

充「( ゚Д゚)」

非モテを非モテたらしめ、リア充をリア充たらしめる最大の分岐点がここにあるとしても、改める意思はないという筋金入りの非モテ魂がここにありました。

 

弁護士の事業価値②

弁護士事業を売り飛ばす場合、買い手も弁護士で、その基盤を活用して収益を獲得しようとする「投資案件」でしょうから、弁護士事業の収益力、費用対効果に着目する方式の方が、価値算定に適している気がします。

そもそも個人事業が大多数である弁護士業に「利益配当」という概念はなじみにくいため、株式の配当に着目する配当還元方式よりは、事業から生み出されるキャッシュフローに注目する収益還元方式の方が妥当な可能性が高いと思われます。

ただ、極めて根源的な問題として、

「売上3000万円、経費1800万円のA弁護士が、売上2000万円、経費800万円のB弁護士から全事業の譲渡を受ける」

というケースを想定した場合、B弁護士の全事業を譲り受けたA弁護士の翌年の収支は、売上5000万円、経費2600万円で利益2400万円になり、「B弁護士の事業は、その後、年間1200万円のキャッシュ増をA弁護士にもたらす」でしょうか?・・・ほぼありえないでしょう。この方式の前提となる、「譲受事業が今後一定期間、永続的に一定の利益を生み続ける」という擬制が、弁護士にはあてはまりにくいのです。

事業譲渡の際、B弁護士が抱えているのは、進行中の事件と、「着手金として受け取ったお金」です。これをA弁護士が全件引き継いで事件を進行させた場合、その段階で受けている事件の報酬は入ってきますが、B弁護士が新たに受けるはずだった事件の着手金が、B弁護士の事業譲渡後もA弁護士に同じように入り続けるとは思えません。

思うに、「B弁護士の顧客」の中には、①「弁護士なら誰でもいいが、偶然B弁護士に依頼してきた」ものと、②「B弁護士だからこそ依頼してきた」ものが混在しています。そして、事業譲渡によってB弁護士が市場から退場した場合、②に属する顧客のうち、少なくとも相当部分は、A弁護士以外のところへ流出します。B弁護士が抱える顧客網は、B弁護士の廃業によって、相当の劣化を覚悟せざるを得ません。

また、この設例の前提として、A弁護士とB弁護士の売上の合計である5000万円は、2名の弁護士によって生み出されたものです。これが買収によってA弁護士1人となった場合、A弁護士の処理能力というボトルネックを乗り越えない限り、売上はその水準に及びません。A弁護士がB弁護士に従来通り事件処理を任せて高額な人件費を払うのでは、A弁護士が何のために買ったのか分からなくなります。逆に人件費が安すぎれば、今度はB弁護士が何のために売ったのか分からなくなります。

このような弁護士業界の特殊性ゆえに、前記の例で「売上2000万円、経費800万円のB弁護士」の事業を、年間1200万円のキャッシュフロー源と評価することは困難であり、他業界よりも厳格な減額要素を織り込む必要が生じます。

罪と罰

家に帰ると、妻から長男について重大事項を申し渡されました。

「〇〇くん(長男)は、昨日『明日謝りに行く』と約束していた××さんのところに謝りに行かなかった上、お店でおまけの~をもらったのに『ありがとう』が言えなかった。よって、罰として、今夜はパパと寝ることになった」

パパと寝ることは罰(´;ω;`)

弁護士の事業価値

異業種の人と話をしていて、企業買収の話題が出た際に、心の中で感じたこと。

「弁護士の事業って、売買するとしたらいくらの価値なんだろう?」

最近ある事件で非公開株式の価値算定について準備書面を書いたこともあって、弁護士、そして「あおぞら法律事務所」の事業価値が気になってきました。弁護士の場合、うちを含めて、法人ではなく個人事業の形態をとっているところが非常に多いため、事業用の資産と経営者の個人資産がgdgd未整理な場合が多いのですが、私がバッジを外して引退する場合、事業をいくらで売ることができるのでしょうか。

非公開会社の価値計算では最も分かりやすい方法である純資産方式の場合、弁護士の事業価値は微々たるものになりそうです。そもそもこの方式で高く評価されるキャッシュ、不動産や車なんて事業内容とは関係ない価値評価だし(そもそも持ち事務所の弁護士なんて県内に何人いるのか・・・)、それ以外の弁護士の「業務上の資産」なんて、いったん設置してしまうと時価がゼロに等しくなる事務用品や内装くらいしか思い浮かびません。

そもそも成功している=事業価値が高い弁護士であっても、土地や車の力に依存して収益をあげているわけではないことが多いと思われます。この方法は、当業界の事業価値の把握に適した方法ではないような気がします。

(気が向けば、続く)

既視感

今テレビを騒がせ、写真が出まくっている人物に、どうも既視感があると思ったのですが、ある弁護士に似ているのだと気付きました。

念のため、

「〇〇(写真の人物)って、誰かに似てね?」

と、似ていると思うT弁護士の名前は出さずに聞いてみたところ、今のところ2人続けて

「Tか!wwww」

と見事的中。私を含めて3人が感じているとなると、どうやら本当に似ているようです。

ある死刑事件の思い出

年内に地裁の死刑判決で増えるかもしれないと思っていた京都地裁は、やはり筧千佐子被告人に死刑判決を言い渡しました。異時機会で殺害した被害者3人、未遂1人という事実を認定した以上、責任能力の問題でもない限り、死刑以外の判決はありえないと言えます。

私は幸いにして死刑事件(求刑を含む)に関与したことはありませんが、一番死刑事件に近づいたのは、2006年だったのかもしれません。

当時の私は、ある警察署で延々と追起訴を待っていた被告人の事件を担当していました。その被告人は、前科どころか刑務所行きの回数が片手の指では足りない強者で、自分自身で「懲役太郎」を名乗っていたくらいでしたが、なぜか愛嬌があって憎めない奴でした。

その被告人に面会に行ったところ、

「先生、外で何かあったんかなー?」

と聞いて来たので、

「知らないけど・・・」

と返してみたところ、どうも留置管理を含めてその警察署から、警察官がほとんどいなくなっているとか。

「刑務所に行った回数はそうそう人に負けんわしも、こんなことは初めてじゃー」

と言うので、何かあるのかと思っていたら、その日帰宅して、「東大阪集団暴行殺人事件」が発覚したことを知りました。学生間の女性・金銭トラブルがきっかけで、岡山出身の犯行グループが大阪の被害者に集団暴行を加え、うち2人を生き埋めにしたという、岡山の犯罪史に残る凄惨な事件で、後に主犯格の男は死刑が確定しています。

当時の私は、当番(当時は被疑者国選制度導入直前)が来る危険水域だったため、文字通り震えあがっていたのですが、実際には、捜査の中心になっていたのが大阪府警だったことから、岡山地裁でなく大阪地裁に起訴され、私がその事件に関与することはありませんでした。

ただ、あの事件で大阪府警が中心になっていたのは、被害者グループの1人を解放したところ、その1人が大阪へ帰った後に大阪府警へ駆け込み、すわ大事件、と捜査本部ができたという経過のはずです。もし犯行グループがもう1人を解放せず、一緒に生き埋めにしていたら、たぶん大阪府警は事件に気づかず、遺体の発見等をきっかけとして岡山県警が中心に捜査していたはずなので、少年を含めて10人前後が逮捕されたはずのこの事件は、岡山弁護士会に㌧でもない爪痕を残していたはずなのです。

長いこと弁護士をしていると、やはりスレスレの経験というものもあるのです。

国家機密

安倍首相とトランプ大統領が回ったゴルフのスコアについて、ワイドショーが

「国家機密として非公開」

と言っていたのを聞いて、ソ連のエスニックジョークを思い出しました。

ある男が赤の広場で、「スターリンの大馬鹿野郎!」と叫んでいた。
さっそく秘密警察に逮捕され、強制収容所送りになる。刑期は二十五年。その内訳は、国家元首侮辱罪で5年。国家機密漏洩罪で20年だった。

・・・今回の数字は、国家元首侮辱罪との観念的競合でないようなので、そう悪い数字ではなかったのでしょう。