「実力も運のうち」

以前、マイケル・サンデル教授の「実力も運のうち」という意見を読んだ時に衝撃を受けたのですが、読んでみると、うなずける部分が多々ありました。

ただ、これは「ノブレス・オブ・リージュ」と同様に成功者側が自らを戒めるべき内容であり、一部が喜んで利用しているように、成功者ならざる側がこれをもって成功者を攻撃する手段としたところで、まったくうまくいかないだろうとも思いました。

特に、これから社会の中心となってくる世代である現代の40代以下の世代は、自分に全く関係のない経済の構造不況で上の世代からの何重にもわたる切り捨てを受け続け、そこからの脱落者は「自己責任」として見捨てられてきたわけで、その地獄の中を自らの努力で成功してきた人が、切り捨ててきた世代から

「お前の実力も運のうちだ。謙虚になって世のため人のために奉仕しろ」

と言われたところで、心に響くどころか、むしろ高確率で逆切れすることでしょう。

日本には「お客様は神様です」という言葉がありますが(期限は三波春夫らしい)、その言葉が商売する側の心構えとして使われていたうちは良かったけれど、お客様の側から「自分を神様として扱え!」というバックボーンとして使われ始めてからおかしくなっていった・・・という話も思い出しました。

高度に情報化された現代社会において、深い言葉でも、表面だけを切り出されて悪用されたり、炎上させられたりということが当たり前レベルであるだけに、ある言葉を使う場合には、その背後にあるものもしっかりと理解したうえで使わなければならないようです。

迫る悪猫の最期?

昨日は悪猫プーが現れず。奴の連続出現記録は33日で途絶えてしまいました。

今日は夜に現れたものの、すぐに周囲をきょろきょろし始め、やがて立ち去ったと思ったら、キジ猫が現れて縁側に居座りました。

力の支配がストレートに当てはまる猫どもの文化的に、悪猫プーの敗北は近い気がします。・・・といっても、侵略者がキジ猫に入れ替わるだけですが。エサがもらえるわけでもないのに、うちの何がそんなにいいのかは謎としか言いようがありません。「キジ猫ファジアーノ」にすると可愛がらなければならなくなるため、別の名前を考えることにします。

・・・なんとなく、野良猫への安易なネーミングが当ブログにおける同業者の称号と似たレベルのような気がしなくもありますが、いつの日か私が「聖猫アテナ」「女神猫アマテラス」などと崇め奉る猫が現れるのでしょうか?

夏休みの自由研究?

一時、悪猫プチン改め悪猫プーに招かれ、連日うちの庭の占領軍と化しかけていた性悪フジミネコですが、絶賛発情中でもはや近所迷惑レベルのうるささで連日鳴きまくり、さらには悪猫プーまでそれに呼応し始めたため、三連休に私の強権が発動し、「ある行為」をしたところ、真の恐怖を思い知った?からかどうかは知りませんが、その翌日以降は現れなくなりました(・・・別に危害は一切加えていないので、ご安心ください)。その様子を見ていた悪猫プーが

「フジミネコは私の母になってくれるかもしれなかった女性ニャ!」

と抗議していたような気がしますが、気にしません。私を本当に怒らせると恐ろしいのです。

しかし、性悪フジミネコがいなくなったと思ったら、その翌日からは、それまで稀にしか見かけなかったキジトラの野良猫が、毎日現れるようになりました。こいつの法則は、

くつろいでいた悪猫プーが急にきょろきょろして周囲の様子をうかがい始め、そして逃亡する

→その後に現れる

というパターンなので、きっと悪猫プーから恐れられているいじめっ子なのだと思われます。奴が「プチン」のままなら、そんな強い奴からさらに恐れられる最強キャラとしての名前を必死で考えたのでしょうが、「プー」に転落した今では、弱小おろかキャラをいじめる程度の存在なので、適当でいいや。。。

冗談抜きで夏休みの自由研究として「のらねこのけんきゅう」が成立しそうな庭の猫どもです。

天に唾吐く光景

後見のお仕事で病院に行くと、ほぼ間違いなく、まどろっこしい「同意」のための「説明」にイライラさせられます。

「この手術をした場合、一定の確率で不可逆な後遺症が残り、ごく少ない確率で死にます」

・・・こんな言い方をされたら、普通の患者さんはとても不安になることでしょう。

「怖いから、そんな手術はしない!」

と言い出す方もいらっしゃるのではないでしょうか。本当は、この選択肢に対置されるのは

「手術をしなかった場合、極めて高い確率で後遺症が残り、かなりの確率で死ぬ」

という選択肢だったりするのですが。。。

・・・しかし、医師からすれば、他の職業に言われるならともかく、弁護士にだけは文句言われたくないことでしょう。日本で「インフォームド・コンセント」を広げる局面では、弁護士がかなりの役割を果たしたわけですから。。。天に唾吐く、とはまさにこのことなのです。

長すぎる罪名

刑事関係で報告書を手書きする際、罪名を書く欄があることがありますが、特別法で略称も確立していない法律違反だと、書きながら殺意が湧いてくることも珍しくありません。

「児童買春、児童ポルノに係る行為等の規制及び処罰並びに児童の保護に関する法律違反」・・・長すぎる。

鎌倉殿の13人・女神様の11人

参院選で1週間飛んだ「鎌倉殿の13人」ですが、後半戦スタートです。・・・と言っても史実からは残念な未来にしかたどり着けない頼家ですが、今回のドラマでは、とりあえず真面目さが残念な結果にしかつながらない悲運を背負うことになりそうです。

頼朝が死亡した時点で「18歳」と言われることが多い頼家ですが、当時の「数え年」での18歳であり、現在風の満年齢では16歳ということになります。実力、経験、自信不足をさらけだして周囲の不安と野望だけが大きくなっていく今回でしたが、頼家自身の言葉だけを見ると、梶原景時の助言もあったとはいえ、特に間違ったことを言っていたわけではありません。「理屈では分かっていても、現実の判断がついていかない」のが当時の頼家だった・・・というのが、「鎌倉殿の13人」の描き方になるのでしょう。安達景盛の妾をさらった話とか、御家人間の領地の裁判で、双方の主張する線の間に適当に線を引いて判決したとかのエピソードがどう紹介されるのかは見所です。

ただ、頼朝は義時以外の御家人を信じていなくとも、そんなことを公言したりはしなかったわけで、これを最有力御家人13人の前で公言してしまったのは、あまりにも残念な失敗です。これで主人公・北条義時や13人の中でおそらく最大の味方だったであろう梶原景時への信頼を、自ら投げ捨ててしまいました。これを現代の人は死亡フラグと言います。ところで、頼家側近の若い世代の近習たちに泰時はもちろん北条の次世代いなかったような気がするのですが、新説があるのでしょうか。

閑話休題。そんなわけで、船が山に登っていくことが確定した「13人の合議制」ですが、絶対的指導者が突然失われた時の日本人の動きなんて、割と似たようなものなのでしょう。そういえば、フラレタリアート委員会の暑気払いでは、女神様不在の中でのメンバーによる「女神様の11人」状態でしたが、結局は女神様不在でこの人たちが集まると、愉快な刺し合いになってしまうのです。

個人的には、時政と比企の合議制メンバー選出の際の勢力争いの中で、たぶん「脅威でないから」なんの声もかからなかった足立遠元を義時がごまかすところや、土肥実平が誰からも声がかからないことを取り繕いながらもまったく取り繕えていないところが身に沁みました。頼家の新体制下での居場所に直結するかもしれないとなれば、畠山重忠級のイケメン力見識がない限り、そんな気持ちになるのも仕方ありません。将来につながる利権があったかどうかはさておき、「するのが当然、しないのは・・・」という意識があった時代のBGS会副会長や委員長も、そんな感じだったころは、確かにあったのです。以前は。。。

悪猫プチン、改名のお知らせ

猫好きなのに猫アレルギーという難儀なタイプの小1の娘に叱られて、悪猫プチンのリアル世界での呼び名を変更することになりました。

悪猫プチンは性悪フジミネコに魂を奪われ、彼女が現れると特等席を明け渡して近くで物欲しそうに彼女を見守るのですが、他の強い野良猫が現れるとその時間帯はどこかに潜み、強い野良猫がいなくなると姿を現すという弱くおろかで情けない姿を日々晒しています。そんな悪猫プチンをバカにしていると、娘からこんなことを言われました。

「プチンは(笑六法)にかみついた以外にはたいして悪いことをしてないのに、ウクライナに攻め込んだ人と同じ名前にされるのはかわいそう!」

とのこと。まあ、言われてみればそうかもしれない・・・性悪フジミネコは、現れたばかりなのに連日大声で発情鳴きすることで目に見える迷惑をかけているけれど、プチンにそういったエピソードは、私にかみついたことを別にすれば、あまりないかも…。

というわけで、リアルでの悪猫プチンの呼び名を「プー」に変えることにせざるを得ませんでした。娘は可愛い呼び名がよかったようなので、「プー」には納得しているようです。私としても、最近さらけだしている奴の弱さ、情けなさ、おろかさを表現する響きとして悪くはないと思っているため、今後はこのHPでの表記も「悪猫プー」にします(かみついたことはまだ許していない)。

悪猫、性悪に敗れる

朝にまた外で「ナーオ、ナーオ」と声が聞こえたため、フラレタリアートな悪猫プチンがまたしても実らぬナンパに励んでいるのかと思い、「うるさい!」と一喝してやろうと思って外に出たところ、そこにいたのは見知らぬ猫2匹。胴体は白いのに顔だけ黒い猫が、「ナーオ、ナーオ」と鳴きながらグレーの猫を追いかけていました。

予想外の展開に戸惑い、この2匹の行動を詳細にレポートした場合、「笑六法」が18禁指定ないしR指定されたり、猥褻文書を公開していると攻撃されて裁判になり、「笑六法裁判」が「四畳半襖の下張り事件」「チャタレー夫人の恋人事件」に続く憲法上の重要裁判になったりしたらどうしよう…などと不安になりました。私にはそんな気がないことを示すため、メス猫を「ニャタレー夫人」という名前にして事件名を「ニャタレー夫人の恋猫」とすることで、「チャタレー夫人の恋人」と事件名を並べた際のばかばかしさを演出しようか・・・などとうましかなことを考えているうちに、猫どもは逃亡し、「笑六法」の憲法基本書進出計画も雲散霧消しました。

それはさておき、なんか野良猫が増殖している気がする・・・

夜はまたしても悪猫プチンのみっともない光景が縁側で繰り広げられました。最近悪猫プチンがたびたび占領していた縁側の特等席を、登場初日のはずの朝の顔黒猫がどっかり占領しているのに、悪猫プチンは、毛を逆立てて抗議する・・・どころか、「ナーオ、ナーオ」と媚びていました。

・・・あれ?顔黒猫は朝は追いかける側だからオスだと思っていたけど、悪猫プチンに媚びられるということは、メスだったのか?

しかし、朝はグレー猫に媚び媚びで言い寄っていたはずの顔黒猫は、自分よりは明らかにひと回り小さい悪猫プチンの必死の媚び鳴きに対しては、まったくもって知らん顔。

「僕の特等席を捧げます!」

「ハアァ?あんたに捧げられなくっても、ここは最初から私のものだけど?」

と私の脳内翻訳機はフル作動です。悪猫プチンめ、あきらめろ。お前はやはり悲しいまでにフラレタリアートだ。。。それに、朝には別猫を必死で誘惑していたそいつは、お前ごときの手に負えるメス猫ではない・・・www

しばらく経ってから様子を見てみたところ、悪猫プチンはいつの間にか縁側から姿を消し、顔黒猫が10年来の飼い猫のように大きい顔で香箱を作っていました。・・・悪猫プチン、弱すぎる。。。情けなすぎる。。。

他にも、今日はよく見る毛色(キジトラというらしい)を1匹目撃しました。こちらは人間への警戒心が強く、私の姿を見るだけで光の速さで逃げ出しますが、体格的に悪猫プチンには圧勝しそうです。・・・もしかして、私の庭という天国が、悪猫プチンという弱小おろか猫の領土にされていると発覚してしまったことで、周辺列強が次々と侵略を開始し、悪猫プチンに対して謎猫ナットーを含めた「三猫干渉」が繰り広げられているのかもかもしれません。

今の私の悩みは、悪猫プチンを子ども扱いにしている顔黒猫の名前を何にするか(「性悪不二峰子(ふじみ「ねこ」)」が有力)・・・ですが、自分の縄張りも守れないどころか、侵略者に対して媚び媚びでご機嫌を取ろうとしたあげくに黙殺されてすごすごと去っていく奴の弱さ、情けなさ、おろかさは、ちょっと度が過ぎています。明らかに奴の弱さ、情けなさ、おろかさが呼び寄せている野良猫どもの大増殖に対し、そろそろ冗談抜きで柴犬導入を検討しなければならないかもしれません。

25.64%の真実

中弁連機関紙「かがやき」の寄稿に感動したらしい先生から声をかけられました。親世代の大先生から、あんな満面の笑みで反応されると、

「もともと私の面白エピソードはO弁護士会内では3割ほど盛って広められるうえ(逆に、シリアス系エピソードは3割以上削られます)、さらに寄稿者の先生の筆力をもってその3倍増しで拡散されていますからなあ」

なんて言えません。私の実像は、x×1.3×3=100、つまりあの文章の内容を100とすると、x≒25.64なのです。

ちなみに、大先生の後方に同行していた、私と世代が割と近い弁護士はというと、上記の方程式をある程度理解されているからでしょう、

「困った人だなあ…w」

と言わんばかりの笑みを浮かべた程度でした。彼も、あんなに楽しそうな大先生に、

「笑六法先生の実像は、あれの約25.64%程度ですよ」

なんて残酷な真実は、語れなかったにちがいありません。

世の中そんなに甘くニャい

結局日付が変わる直前に現れたため、「連続登場記録」は維持された悪猫プチン。最近は午後6時~8時ころになると現れるのが日課になっていたのに、昨日だけ遅れた理由は定かではありませんが、ケガをした…などのもっともらしい理由はたぶんなさそうです。どうせ寝坊でもしたのでしょう。奴に時間を守ることを期待した私が愚かだったのです。

それにしても、勝手に遅れておきながら、奴の目は

「参院選ガ終ワッタラ、俺ガ来ナクナルトデモ思ッテイタカニャ?選挙ガ参院選ダケダト思ウニャヨ?」

と私をあざ笑っていたような気がします。…統一地方選挙や次の衆院選・参院選、憲法改正国民投票までアピールを続ける気か?